日刊紙の発行部数は約5202万部、1世帯当たり1.01部の割合で読まれています。また、そのほとんどが家庭に直接届けられています。日刊紙全体の戸別宅配率は94.3%に上っています。
家庭に直接届けられる新聞は、世帯内で複数の人に読まれていることが多く、実際の読者数は発行部数を大きく上回ります。新聞を定期購読している世帯内で、その1部の新聞を何人が読んでいるかを表しているのが「回読人数」。1人だけにしか読まれていない新聞は1割に満たず、朝刊では平均2.9人、夕刊でも2.7人に読まれています。
インターネットの急速な普及で、これまでのマスコミ4媒体から主要5媒体と呼ばれるようになってきています。各メディアに接触している人の割合を見ると、全体の9割を超えているのは新聞とテレビの2媒体だけです。1週間の平均接触日数をみても、新聞が5.6日、テレビが6.6日と、5媒体の中で新聞とテレビだけがほぼ毎日接触するメディアであることがわかります。
メディアによって広告への接触のされ方は大きく違います。新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のマス4媒体にインターネットのバナー広告を加えた5つの広告メディアへの接触に関する設問で、「広告(CM)は見ない(聞かない)」「このメディアは読まない(見ない・聞かない)」と回答した人以外の人を広告接触者とすると、新聞広告は85.1%、テレビCMは92.4%と、ほとんどの人がそのメディアの広告を見ています。 多くの人にメッセージを伝えたい時には、新聞広告、テレビCMが有効な手段になると言えるでしょう。
※広告接触者は「すべての広告(CM)に目を通す・聞く」「目立つ広告には目を通す(インパクトのあるCMは見る・聞く)」「仕事に関連する広告(CM)は見る・聞く」「関心のある分野の商品・サービスの広告(CM)は見る・聞く」「話題になっている企業や商品・サービスの広告(CM)は見る・聞く」「興味のあるバナー広告はクリックする(インターネットのみ)」と答えた人